
昨日、虎渓山永保寺にて蓮の花を生けました。
永保寺は南禅寺派の日本のトップのお寺で、全国から修行増が集まります。
蓮は沼に咲く花で、水揚げが悪く切り取ってしまうとすぐに枯れてしまいます。
昨日は35度を超える猛暑。
早朝4時に蓮畑へ蓮を取りにいき、師匠から教わった秘伝の方法で
1日蓮を展示しました。
こちらは池坊に古から伝わる伝花。
池坊では仏縁にちなみ、さらに泥の中で咲く清浄な扱いを
されている伝花です。
蓮の花はとても扱いが難しく、生ける人も少ないのでなかなか
見ることができない1品です。
私も蓮を生けたのは3度目ですが、生けている途中で何度か茎が折れて
しまい、今回もまたとても勉強になった1日でした。
『失敗は成功の元』とは良くいいますが
こうやって経験を重ね、腕を上げていくんですね!
修行僧の方からも、お褒めの言葉を頂きました。
この作品の中に、未来、現在、過去を表しています。
咲く背景をも取り込む、禅宗の教えに通じるような考えは
どうしたら花を生かすことができるかという事が根本にあり
その行いが、心を浄化し無にしてくれます。

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