
『歩々』は、一歩一歩の歩み、つまり行動そのものです。
歩いた後にさわやかな風が起こる。
行動がさわやかだということです。
歩き方が下手な人は、歩いた後に塵が舞い上がる。その塵は心の塵です。
心の中に一点の塵もなければ、すべての行動がさわやかな風を起こします。
そして見るもの聞くものすべてが清らかです。
私が初めて花屋さんになりたいと思ったのは、ベルリンへ行ったときのことです。
私にとって初めてのヨーロッパでした。
文化の違いを肌で感じ、目に映るものすべてが清らかに感じた。
空気が澄んでいて、夜になればひっそりとし月がとても神秘的で
朝になれば小鳥のさえずりが聞こえ、空を見上げれば雲がものすごいスピートで流れていく。そして、沈む夕日を見て何も考えずに目を閉じると
忘れてかけていた生きている原点をそこで思い出した。
日々の生活に追われていると、雑念ばかりが増え大切な事を見失ってしまう。
男性がふらっと花屋に入って花を1本買っていた。
日本の花屋さんって、仏花とか開店祝いとかそういうのがメインで
自分でも送別会とかくらいしか花を買ったことがなかった。
なんでだろう?
私はその光景を見て、あの花誰にあげるんだろう?って勝手に想像して
とても幸せな気分になってそして、思った。
いつか、こういう花屋さんやりたい。男女問わず、特別な日じゃなくても
理由なんかなくても、花が買いたいと思って、
買ったらなんかほっこりするような花屋さん。
それが私の原点でした。
今までの私の歩みは、塵が舞い上がるときもあったけれど
いつも原点に帰って、さわやかな風を起こしていきたいです。
今日は秋晴れで、さわやかな風吹いていて
そんなことを思い出した1日でした。
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