
先日、名古屋松坂屋で行われていた池坊展へ行ってきました。
テーマは花の品格。
薔薇やユリは美しい、品格とは色や形の見た目の美しさだけではなく
それに備わった気高さや上品さからにじみ出るオーラのようなもの。
お正月に切ってきた青竹が気品漂うのは
青々とした新しい竹が、新しいスタートを切る新年に良く似合っているから。
茶の湯では、新年は茶杓、茶筅、花入れは竹で出来ていますが
青竹にすべて新調します。
昔から、新年は新しい歯ブラシに変えたり
普段使っている寝巻きや履物を新調するのは
そういった習わしから来ているのでしょう。
日本は季節を重んじる風習があって
それが、品格へと繋がっています。
10月からは陰の季節。
こちらの作品は次期家元の作品ですが
黒い柳が、枯れ果てた秋を感じさせ
ガーベラが古すぎず現代的な新しい感じにも見え
秋の花の品格が漂っていますね!
